2007年 02月 17日
浮かび上がる、漆糸の存在感 |
目をうばわれ、離れがたい、"漆の糸"の静かな光。
和紙に漆を塗り、細い短冊状に裁断して、
シルクの糸に巻きつけるように撚糸する。
この帯の場合、海原のように見える黒い部分、
波模様の盛り上がったところがソレ。
これぞ、日本の匠の技!
美を求め、執拗なまでに突き詰める。執念ともいえる、
アジアの中でも稀有な民族性が浮かび上がってくる。
目をこらしてみる。「漆の糸」は、地の「シルク糸」より太いため、盛り上がっているようなテクスチャーになる。光があたる角度で、まぶしく光ったり、渋くねっとりとした黒に見えたり......。柄がふわ~っと、ほのかに浮かびあがる。これ見よがしに、主張しない。無言のうちに語りかける。日本人の美学は、こういうところにあるような?この技法は、草履の鼻緒に用いられることも!!
和紙に漆を塗り、細い短冊状に裁断して、
シルクの糸に巻きつけるように撚糸する。
この帯の場合、海原のように見える黒い部分、
波模様の盛り上がったところがソレ。
これぞ、日本の匠の技!
美を求め、執拗なまでに突き詰める。執念ともいえる、
アジアの中でも稀有な民族性が浮かび上がってくる。
目をこらしてみる。「漆の糸」は、地の「シルク糸」より太いため、盛り上がっているようなテクスチャーになる。光があたる角度で、まぶしく光ったり、渋くねっとりとした黒に見えたり......。柄がふわ~っと、ほのかに浮かびあがる。これ見よがしに、主張しない。無言のうちに語りかける。日本人の美学は、こういうところにあるような?この技法は、草履の鼻緒に用いられることも!!
by Balleta_la_reie
| 2007-02-17 21:53
| 美しい国、日本