2007年 09月 16日
パリなカフェ、東京にあり! |
世界のトレンドが次々と輸入される国、
日本、そして東京。アジア有数の商業都市に
求められるエッセンスは、「かっこいい」。
非日常(ハレ)の象徴=祭りであふれている。
そんな中、日常(ケ)を豊かにしてくれる
知性、感性、実(じつ)が、フツウに備わる
「飲み食い処」が、東京・下北沢にある。
その風景は、パリ・マレ地区にあるカフェのよう。
ワインを飲みながら、"オイシイ"を楽しめます。
ここはもともと、俳優・竹中直人さんの出演映画で
つくれたセット。和菓子屋の設定だから看板は
「まんじゅう お団子 御菓子司 うさや」。
シェフのりんたろうさんのお母様は有名な
フォトグラファーとのこと。そんな背景と
土地柄も相成り、客のひとりとして、小説家の
島田雅彦さんをはじめ、芝居関係者が通う。
だからといって、肩肘張ってガンバってる風景はどこにもない。かといって、無頓着でもない。あるべきクオリティが、ちゃんと保たれている。高級なら高級なり。カジュアルならカジュアルなりに、すべてがまんべんなく整う。それって、ありそうでなかなかない。ふと、フィレンツェ中心からはずれていても、連夜、満席なトラットリアをしきる、日本人シェフFさんを思い出す。
「うちでは、一流店のように贅沢な材料は使えないんです」といいながら、前菜、メインの子羊や鴨、デザートと、目も舌も充分、いえ、それ以上、いつもしっかり満足させてくれる!そんな彼の口癖が「フツウですよ」。おごることもなく、謙虚になりすぎず、かっこつけず、現場を見極め、粛々と任務をこなす司令官のよう。
「そこであるべき」を「フツウ」にこなす。なかなかできるものじゃない。Fさんと、Rたろうさんが重なる。そんなステキさ。この後姿から、おわかりいただけるでしょうか??
「うさや」があるのは、小田急線の線路脇。時おり、ファンファンと踏み切りがしまる音がきこえてくる。古い市場一角で、戦後バラック街がそこまま残っている感じ。
通勤客が足早に過ぎ去る風景を見ながら、だらけた時間が過ぎる。いいんですね~、この空気が!?
まずは「トマトとアボカドのサラダ」「トマトのキッシュ」+おすすめ1皿をオーダー。左を崩し、その下の左を1皿分に取り分けたのが、下中と下右二つの写真。ちゃ~んと、フレンチしています!この店、この料理、そのバランス加減。絶妙デス。お味はしっかり、確かな仕立てを感じます。ワインはシャルドネを。以前、本ブログで紹介したパリのカフェ的に、すべてが"いい加減"に着地している。
そうこうしているうちに、店は満席。よく聞けば、連日予約でぎっしりなのだそう。
さらに、「鴨のロースト」「パプリカ&ブロッコリー、オクラ、ニンジン...のピクルス」+魚料理をいただき、シャルドネを2本追加!満足、満足。これで18,000円。ふと、まわりを見渡せば、フレンチ&斜め向こうにある、乾物屋さんの昭和なムードが仲良く溶け合っている。
「MY Favorite Cafe」 ここにあり!しか~し、問題がひとつ。実はこちら、2007年末をもって閉店してしまうらしい。りんたろうさんは、東京・白金で再スタートするとか。「うさや」があるこの一角も、街の再開発で消える運命。残念。
日本、そして東京。アジア有数の商業都市に
求められるエッセンスは、「かっこいい」。
非日常(ハレ)の象徴=祭りであふれている。
そんな中、日常(ケ)を豊かにしてくれる
知性、感性、実(じつ)が、フツウに備わる
「飲み食い処」が、東京・下北沢にある。
その風景は、パリ・マレ地区にあるカフェのよう。
ワインを飲みながら、"オイシイ"を楽しめます。
ここはもともと、俳優・竹中直人さんの出演映画で
つくれたセット。和菓子屋の設定だから看板は
「まんじゅう お団子 御菓子司 うさや」。
シェフのりんたろうさんのお母様は有名な
フォトグラファーとのこと。そんな背景と
土地柄も相成り、客のひとりとして、小説家の
島田雅彦さんをはじめ、芝居関係者が通う。
だからといって、肩肘張ってガンバってる風景はどこにもない。かといって、無頓着でもない。あるべきクオリティが、ちゃんと保たれている。高級なら高級なり。カジュアルならカジュアルなりに、すべてがまんべんなく整う。それって、ありそうでなかなかない。ふと、フィレンツェ中心からはずれていても、連夜、満席なトラットリアをしきる、日本人シェフFさんを思い出す。
「うちでは、一流店のように贅沢な材料は使えないんです」といいながら、前菜、メインの子羊や鴨、デザートと、目も舌も充分、いえ、それ以上、いつもしっかり満足させてくれる!そんな彼の口癖が「フツウですよ」。おごることもなく、謙虚になりすぎず、かっこつけず、現場を見極め、粛々と任務をこなす司令官のよう。
「そこであるべき」を「フツウ」にこなす。なかなかできるものじゃない。Fさんと、Rたろうさんが重なる。そんなステキさ。この後姿から、おわかりいただけるでしょうか??
「うさや」があるのは、小田急線の線路脇。時おり、ファンファンと踏み切りがしまる音がきこえてくる。古い市場一角で、戦後バラック街がそこまま残っている感じ。
通勤客が足早に過ぎ去る風景を見ながら、だらけた時間が過ぎる。いいんですね~、この空気が!?
まずは「トマトとアボカドのサラダ」「トマトのキッシュ」+おすすめ1皿をオーダー。左を崩し、その下の左を1皿分に取り分けたのが、下中と下右二つの写真。ちゃ~んと、フレンチしています!この店、この料理、そのバランス加減。絶妙デス。お味はしっかり、確かな仕立てを感じます。ワインはシャルドネを。以前、本ブログで紹介したパリのカフェ的に、すべてが"いい加減"に着地している。
そうこうしているうちに、店は満席。よく聞けば、連日予約でぎっしりなのだそう。
さらに、「鴨のロースト」「パプリカ&ブロッコリー、オクラ、ニンジン...のピクルス」+魚料理をいただき、シャルドネを2本追加!満足、満足。これで18,000円。ふと、まわりを見渡せば、フレンチ&斜め向こうにある、乾物屋さんの昭和なムードが仲良く溶け合っている。
「MY Favorite Cafe」 ここにあり!しか~し、問題がひとつ。実はこちら、2007年末をもって閉店してしまうらしい。りんたろうさんは、東京・白金で再スタートするとか。「うさや」があるこの一角も、街の再開発で消える運命。残念。
by Balleta_la_reie
| 2007-09-16 07:59
| My favorite