2008年 02月 28日
タイ・チェンマイ食図鑑 |
タイ料理といえば、甘辛く、ハーブたっぷりのスパイシーな料理が思い浮かぶけれど、その根底に流れるものは?東南アジアの中で、食が楽しめる有数の国で、日本人にとってなじみやすい食を有するタイ。それは、なぜ?うこっけいや腐豆腐、ラッキョウの漬物、ソーセージに粽などなど。チェンマイでの市場、ビルマとの国境付近でみつけた品々に、その答えがあります。もう、ピンとこられた方も多いのでは? はい、それは...。
こちらも一緒にどうぞ~!答えは、中国の存在です。タイ北部からすぐの場所にあるのは中国・雲南省。北から南下してきた民族と一緒に、中華料理の調理法がタイに入り、豊かな食文化を生み出しています。こちら4つの写真の上二つは、「ブーブローグ」という「ブタをブロックで揚げたモノ」。カリッカリの表面の食感と、しっとりしたブタ肉の旨みがたまりません~。青い唐辛子を使ったスパイシーなソースとの組み合わせは、病み付きになる美味しさデス。
下の左は、新鮮な野菜やハーブ、味付けをしたひき肉を、モチモチのライスペーパーで包んだ「クウェティオ・ルーイスワン」。ミントなどのハーブ入りのスパイシーなソースでいただきます。スッキリ、あっさり元気になれる、一品で、こちらにはまり、何度足を運んだことか!! 下の右は、まさにシュウマイ!こんがり揚げたガーリックがつくのが、タイ風??
そして、こちらの左は、タイ、とりわけチェンマイにいらっしゃった方なら、ご存知のはず。名物麺「カオソーイ」です。
ココナツミルクとカレー風味のスパイスを融合させたスープは、文化融合そのもの。
まさに中国からきた麺文化と、イスラムのスパイス文化が出会った一品ですね!
ベースとなる麺は卵麺で、トッピングされたカリカリの揚げ麺との食感の妙に拍手~!小さな赤タマネギと、高菜付けのような漬物、マナオ(酢橘のようなモノ)、好みで唐辛子ソースを加えて、混ぜていただきます。忘れてならないのは、チキンを使っていること。牛でないのは、元々のルーツの宗教的観点からすれば、当然といえば当然ですね!
ところで、この2つの写真。実は、左がタイの「カオソーイ」。右はマレーシアの「ラクサ」です。食材は少々違えど、味はほぼ同じ。海のシルクロードの拠点となったマレーシア・マラッカにタイ・チェンマイの兄弟ともいえる料理がある。人の歴史と文化交流の世界に引き込まれそう!
by Balleta_la_reie
| 2008-02-28 17:40
| のんびり気ままにタイ・プチ生活