2008年 03月 28日
フツウの美味しさを見直したい。おばんざいの底力 |
「おばんざい」の存在も、京都の魅力のひとつ。"日常いただくお惣菜"に、一ひねり加えた「ごちそう 紫陽」の料理は、基礎調味料や食材を真摯にみつめる、おかみさんの"目の確かさ"が光ります。甘すぎず辛すぎず、丁寧に作られたのがわかる「いわし煮」や、旬の味わいが楽しめる焼き物など、「フツウの美味しさ」に込められた「旨み」の大切さを教えてくれます。
写真右上の「焼豆腐」は、シンプルな見た目に反して、驚きの一品。引き上げ湯葉のようになった"皮"と、その内側に詰まった(!?)フワフワの豆腐のハーモニーがいいんです!二種類の食感で大豆の旨みが堪能できます。写真左下の「ぶっかけごはん」は、白飯、おじゃこ、豆腐&ネギを「ビビンパプ」のように混ぜて、ハイ、召し上がれ!「行儀が悪い!」と、誰かに叱られそうですが、そこはご愛嬌。病み付きになるお味です。二品とも、ちゃ~んとこしらえた豆腐があってこそ。京都の「豊かな地下水」の存在が、一役かっているのもわかります。
左は「祇園いづ重」のおいなりさん。右は、「権太呂」の「そば寿司」。2008年2月に京都・高島屋で行われた「京の味ごちそう展」(←こちらの2008年02月21日版をどうぞ!)にて、つまみ買い!京都の有名処が一同に集まり、便利!中でも注目は、京料理組合によるお弁当!「白川の味(粟田口・美濃吉本店竹茂楼)」「洛北の味(山ばな・平八茶屋)」「西陣の味(西陣・西陣魚新)」「洛南の味(伏見・魚三楼)」「祇園の味(祇園・中村楼)」「円山の味(真葛ヶ原・菊乃井)のお弁当。いずれも2,300円はお得!この他、お茶、基礎調味料など、観光気分で見て回るだけで飽きません。これが「京の食の一部」と考えると、う~ん。京都は深い!?
by Balleta_la_reie
| 2008-03-28 12:41
| 美しい国、日本