2009年 02月 07日
"表現したい!"を思いのままに |
「2007年12月16日/Dining&Bar 「Hatena」は、アートの宝庫」で、ご紹介した「Hatena」の二号店、Dining&Bar「Jung」がオープン。アーティストのオーナー・シラワットのニックネームを用いた同店は、チェンマイ大学の美術関係者&面白好きの溜まり場。店内は、シラワットならではの世界が広がり、さながら作品のよう。テラス席に座り、夕暮れ時、ビールを片手にリラックスするのがいい。「がんばらなくても、どうにかなるさ!」。あくせくせず、日々、楽しく。スタッフ&ゲスト面々の「マイペンライ」な空気も魅力。見ているだけで、こちらも肩の力が抜ける気分。タイの現代美術&アートシーンへの個人見解はさておき、タイ人の店作りには、しばしば感心する。光や風、風景を取り込むのが上手。アウトドアの気持ちよさを知っている。
とあるギャラリーのパーティで出会ったシラワット。本人に会う前から、彼の「棟方志功と手塚治を足して二で割ったような、筆書き風作品」に興味をもっていた私。彼の作品については、「2007年01月18日/チェンマイの巨匠!?に乾杯」をご覧になっていただくとして、彼の天真爛漫な性格と気配りに、チェンマイ若手アーティストの信望は厚い。
この写真を撮った日も、90年代後半に欧州で興ったリレーショナル・アートにおいて、米・ニューヨークで話題を集めたリクリット・ティラバーニャ氏も来店。タイ版・Wallpaperなどの雑誌で頻繁に登場するタイアートの巨匠・Taivijit氏(リンク先、トップ写真の右。左はシラワット。同サイト内の写真は「Jung」オープニングパーティ風景)も加わり、十数人でアート談義?
ちなみに、「Jung」の裏手は、Taivijit氏の奥様のお洒落なカフェ。ケーキは奥様の手作りで、素材にこだわった本格派(?)とのこと。「いや~、最近は作品作りより、妻のケーキ作りの手伝いが本業になっちゃって~」と、材料の小麦粉の調達などに翻弄されているというTaivijit氏。巨匠(!?)にも関わらず、気さくで気取らない人柄が、彼の魅力。今滞在では、同エリア「Impresso」にいりびたりだったけれど、チェンマイ再訪の折には、奥様のお店にもお伺いしま~す!
【Jung】(DINING&BAR) ニーマンヘミンエリア。「2008年02月14日/古き心地よい時間が流れるカフェ」で紹介した「Cake Cottage
/Soi13 Sirimankalajarn Rd.」の裏手。
ビールのほか、ワインもあり。一杯150バーツ(約450円)の赤ワインは、タイ価格で考えると"仰天"だけど、日本円感覚なら、そんなもの?タイでジントニック一杯120~150バーツ(360~450円)程度とすれば、納得。6~8年前のチェンマイで、誰に何と忠告されようと、無償にワインが飲みたくなり、他店で飲んだ「保管方法を間違った赤ワインのボトム部分の渋み+ビネガーと化した赤ワイン」を思うと、カフェ同様、チェンマイが、どれほどワインが飲める環境になったか、実感する。「Jung」の赤ワインは、軽い口当たりでカジュアル感覚。さっと飲むのに、いい。こちらの日本X無国籍料理をいただくかは、各人のチャレジ精神に委ねるまま?
by Balleta_la_reie
| 2009-02-07 13:54
| のんびり気ままにタイ・プチ生活